資本主義の先にあるものとは?起業して3年で見えてきた何か

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こんにちは、Mi6の川元です。
 
今月で起業してちょうど3年が経ちました。
 
この節目を迎えるに当たって、今からちょうど1年半程前にある起業家に言われた言葉を思い出します。

 

「伝わった!川元くんのやってること応援するよ。

 続けることだね。

 私も3年続けてきたころに、誰かが見てくれていて色んな話がくるようになったよ。

 まずは3年、頑張ろう。」

 

たまたまその方と夜ご一緒する機会があって思い出しました。

彼女にもらった言葉が、「今」僕にとって現実の意味を持つものになりました。

 

僕は計9年間、銀行とVCという資本主義の中心ともいえる場所で血肉を削ってきました。
 
起業後、それまでとはある面で正反対の道を突き進んでくる中で、少しずつではありますが、
– 資本主義の先にあるもの – が見えてきた気がしています。
 
起業したこの3年の間 – 特にこの1年間 – に何があったのか?
 
僕の心境と無形資産の変化にフォーカスして綴ってみたいと思います。
 

 
一つは、僕の周りの方への報告として
 
もう一つは、
人生の岐路にいる方、
資本主義の世界で疲れてしまった方に、
悩みの解決のなんらかの糸口になれば嬉しいです。
 
 
↓起業してからの2年間についてはこちら
 
 

資本主義の先にあるものとは何か?

 
 
その前に、
 
まず、資本主義とは何か?を改めて考えてみましょう。

資本主義(しほんしゅぎ、英: capitalism)または資本制は、生産手段の私的所有および経済的な利潤追求行為を基礎とした経済体系である。資本主義を特徴づける中心的概念には、私的所有(個人的所有)、資本蓄積、賃金労働、自発的交換、価格体系、競争市場などがある。資本主義の市場経済では、投資の意思決定は金融市場や資本市場の中で所有者によって判断され、生産物の価格や配分は主に市場での競争によって決定される。

ウィキペディアより引用〜

少し堅いですね。もう少しシンプルにしましょう。
 
僕なりの解釈では「自由競争を前提にお金を稼ぐことを是とする考え方」と捉えています。
 
僕が起業した後に良く質問されたこと。
 
 「事業計画は?」
 「競合は?」
 「上場を目指さないのか?」
 「売上を拡大しないと!」
 
 
それに対して例えば、「◯年後に上場を目指します or 年商◯億円を目指します」
 
という直線的な計画を言うことができれば、資本主義社会の中では話をしやすいのですが・・・
 
僕の会社はそうではなかったので、結構困りました笑
 
・・・この部分は少し説明が必要だと思うので噛み砕いて伝えますね。
 
僕は – 生き方を語り合う – ということを土台にした事業で起業しました。
 
最近言語化できたことなのですが、その中で、
 
表層=ビジネス、深層=生き方という独自の構造(深層構造)で世の中を捉えるようになりました。
 
表層を司るのはお金であり、その引力はとても強い。
 
お金の力に引っ張られると、深層に向かうことは向かい風の中を進むようなものです。
 
ビジネスと生き方は一般的な概念での対義語ではないのですが、この深層構造においてはベクトルが相反するものとして捉えています。
 
僕は起業してから深層を重視し、9割方ビジネスを度外視してやってきたので、こういう声をいただけることは有り難く、一旦すべて受け止めてきました。
 
実際、その指摘を一部受け入れて、なんとかやってこれたともいえます。
 
でも、僕の心は芯からは動かなかった。
 
 
それよりも、目の前にいる人の生き方 – その人の奥にある潜在的な苦しみや悩み – に心が動くんですよね。
 
 
資本主義を司る「お金」の引力は凄い。
 
引っ張られそうになる。
 
だけど、一方で、その引力に逆らって深いところに辿り着けば一気に何かが解決するのでは?
と感じていました。
 
僕の事業の土台は – 1対1で生き方を語り合う – こと。
 
毎日、とにかく目の前の人に向き合う。
 
ただ話すのではなく、生き方という深い領域で対話をしてきました。
 
途中で何度か、お金が尽きそうになったり、
 
心が折れそうになったり、
 
人に落胆したり、
 
岐路はあったのですが、ブレずにやってきた。
 
3年=1095日
 
僕が対話してきた数は軽く1,000回は超えてると思うんですよね。
 
その辺の数は瑣末なことなのですが、多くの数を経験したその先に覚醒する瞬間っていうのが訪れました。
 
いくつかの前提条件を満たした上で2時間対話したら相手の【人生が変わる】という技術を会得したのです。
 
人生が変わった人 – もっと言葉を深めると – “本来の生き方に近づいた”人と向き合ってると、
 
資本主義の中で欠落していったのは 人として大事な何かなのではないか?
 
と思ってるのが現在の僕です。
 
 
つまり、資本主義(お金)の対極にあるのは、
 
「人間性」なのではないか?と。
 
人間は近代に入って、「金利」と「所有」という概念を生み出し、「お金」を経済価値の媒体とすることで摩擦を生みながらも発展してきました。
 
その歴史を考えると巡り巡って原点を思い出したという感覚に近いです。
 
 
ここで大事なのは、資本主義の中核であるお金を単に否定しているわけではないということです。
 
お金は、価値交換の媒体としての人類最大の発明の一つです。
 
お金が無いと生活していけないですよね?
 
お金だけでは十分ではないし、人間性だけでも暮らしていけない。
 
時代を逆行せよと言っているわけではないです。
 
相反する側面のあるその二つを両立。
 
もっというと動的に平衡させ、「資本主義の先」に行く必要があるのではないかと考えています。
 
その辺りを、僕のこの1年の経験を振り返りながら噛み砕いて述べていきます。
 
どうでしょう?
 
もし気になってきた方はぜひ、先に進んでください。
 

何かを捨てれば、何かが手に入る

ちょうど、1年前。
 
僕は一つの岐路にいました。
 
2017年年明けから始めた二つの業を手放すことにしたのです。
 
一つはスタートアップコミュニティをBarから創るという事業。
 
もう一つはお金を稼ぐために受けた受託事業。
 
4ヶ月間、資金も労力も投資してきたサンクコストが大きかったので、悩みました。
 
銀行員時代からの特性で、情報が頭の先から身体を通って足に抜ける(というイメージを持っています)際に異音 – 警報 – がなる時があるんですよね。
 
そういう時は後から大問題になる。
 
1年前の4月もそうでした。
 
異音が聞こえたから、色々苦しくて悔しかったけど、二つを手放した。
 
すると、
 
余白ができるんですよね。
 
不思議と、空いたスペースには新しいものが入り込んできます。
 
異物が取り除かれると、本当に必要なものが入ってきたりする。
 
それが、僕にとっては松田創さんとの出会いでした。
 
そこからの半年間で松田さんが主催するクリエイティブ・シンキングというプログラムに参加したことが僕の人生の一つのターニングポイントだったと言えます。
※クリティカル・シンキングとは全く別物です笑
 

ある特殊能力(?)が開眼、価格を10倍に

前述のクリシンのお陰もあって、昨夏にある特殊能力(?)と言えるものを開眼しました。

いくつかの前提条件
 
 - 人生の岐路にある –
 
 - お互い心を開く –
 
などを満たした上で2時間対話したら相手の【人生が変わる】 
 
これをセンスではなく、意識的にできるようになりました。
 
それまで2年半、毎日「生き方を語り合う」ということを続けてきて、ある人は僕との対話がキッカケで人生が変わったり、そんなに変わらなかったりと波がありました。
 
当初に比べると、段々相手の「人生が変わる」可能性は上がってきていた。
 
ちょうど、コップの水が溢れるタイミングがきたのだと思います。
 
この当時は、「本当にこれは特殊能力なのではないか?」と思っていました。
 
ワンピースの悪魔の実とか、ハンターハンターの念みたいなイメージで僕もついにその域に達したのか?・・・と思っていたのですが、、、ただの冗談です笑
 
今では、修練が必要ではあるものの「技術」と言えるという認識になりました。
 
これを「深層対話」と呼ぼうかと思っています。
 
 
また、少し余談ですが、
 
この時、「人生が変わるのにの価格は安すぎるな・・・」と確信し、事業の提供価格を10倍に上げました。
 
そしてその影響で最初は苦労したのですが、やっぱり正解でした。
 
事業はプライシングがすべて。
 
とも言いますが、不退転の覚悟で価格を上げたことでより深層構造の面で質の高い人しか入ってこなくなりました。
 
そして、合わない人は出ていきやすくなる。
 
提供サイドとしても、場の質に対して良い意味で緊張感が高まる。
 
という好循環が生まれてきています。
 
 
 

センスを言語化していく240日

そこから8ヶ月の間、前提条件を満たした人と「深層対話」を行ってきました。
 
深度はさまざまではあるものの、数十人の人とその域まで対話する過程の中で言語化していくプロセスが自然と進んでいきました。
 
ここでは詳説はしませんが、キーワードにしたのが ↓ です。
 
#深層と表層
#原体験
#上下に司る引力 – お金と人間性 – 
#未来に向かって過去を再編集する
#自分と親 – 裏地のデザインシンキング – 
#内面を映す鏡
#双方向
#愛と力
#本来の生き方を取り戻す
#ビジネスと生き方の動的平衡
 
僕が運営するX-エックス-のメンバーにはこの技術を言語化して伝えていきたいと思っています。
 
これが広がっていったら本当の意味で人生の岐路にきた時に一歩踏み出せる、「心に火がつく」人が確実に増えていくと思います。
 
 

人生が変わる

前述の数十人の人達、なのですが、ほぼ100%人生が変わっています。
 
 転職
 起業
 独立
 事業を畳む
 次を決めずに退職
 新たな役割が巡ってくる
 
ここで大事なのが、所属が変わったということだけではないんです。
 
それはあくまで表層。
 
深層においては、自分が本来生きる道が見えたということなんです。
 
いくつか列挙すると、
 
#愛の総量を増やす
#人生を主体的にコントロールして生きていきたい
#死ぬ瞬間に良かったと思える生き方をしたい
#深層を深掘りし、アートな生き方をしていきたい
#個の力で生き、個を繋げていきたい
#子供の人生を変える瞬間を創りたい
#人に喜びを与え、感動させたい
#仲間に囲まれて死にたい
などなど、この言葉の一つ一つが時には壮絶とも言える原体験と繋がっています。
 
表層上に起こる変化は「点」でしかないです。
 
本当に大事なのは「線」
 
その線がどこに向かって伸びていくのか?
 
今歩いている道は本当に正しいのか?
 
その答えは自分しか知りません。
 
 
全ての答えは自分の中にある
 
 
自分が変われば、驚くほど周りが変わってきます。
 
偶然、周辺の変化が起こったように思えたりもするのですが、実は必然だったりします。
 
全ては自分次第なのだと僕自身、痛感しています。
 
そして、生き方を一度言語化できたとしても、それもどんどん変わっていったりします。
 
  

幸せとは何か?

本来の生き方を取り戻すこと

今の僕なら、こう答えます。

僕は、今生きていて、毎日が心から楽しいです。

それは、僕が本来の生き方をどんどん取り戻していっているからだと思います。

そして、そこに終わりはない。

起業して3年。

大企業というムラを出る、という意味での僕のトランジションは終わりを迎えつつあります。

終わらせることで、始まる。

大企業 → ベンチャーという矢印で始まったものが、逆向きの矢印で、再び新しいカタチで戻って結合していくという流れを感じています。

 

 

見えてきた次の一歩

 

 

 

僕が感じている次の一歩は何か?

それは、大企業とベンチャーの融合なのではないかと感じています。

唐突感あるかもしれませんが、今までの話と深層では通じています。

本来の生き方を追求していくと、個が立ってきます。

そして、今までには存在しなかった何か新しいことをしていく。

つまり、

大企業=「お金」、ベンチャー=「生き方」のメタファーです。

 

銀行 → VC → 起業 という道を歩んできた僕にとってこれは自然な流れなのかなと。

正直に言って、起業した当初はベンチャー絶賛だったんですよね。

大企業の優秀な人はみんなベンチャーにいって未来を創ればいいと思っていました。

だけど、

3年やってきて、ベンチャーだけだと色々と限界があるなと感じています。

マクロで見ると、日本のベンチャーの規模ってまだまだ小さい。

例を挙げるとベンチャーへの投資額ってここ数年で倍増しても2千数百億円程度。

まだ、僕の前職の銀行Gの純利益の1/3しかありません。

たかだか一企業Gの1/3の規模。

日本においては、大企業が変わらないとマクロでのインパクトは少ない。

ベンチャーは新しいことを生み出せるけど、リソースが少ない。

大企業はリソースはあるけど、新しいことを生み出せない。

この両者を次の次元で動的に融合させることが21世紀の鍵なのではないかと思っています。

ヒト、モノ、カネが二者間で循環していくことが肝要です。

その上に、例えば、同じ買収や提携だとしても、表層的な融合ではなく、深層での統合動的平衡が鍵だと感じています。

少しずつではあるのですが、その兆しも見えてきています。

 

お金の引力は凄まじいのですが、その引力を超え、一人ひとりが人間性を取り戻す。

いつの時代も変革は「個」から始まっています。

個の変化が連鎖し、個人や単一の企業の利益を超え、社会を変えるために超企業の繋がりを生み出せるのではないでしょうか?

それが資本主義の先にある世界なのだと思っています。

 

ちなみに、公開情報だとこういう事例にも、一部ではありますがX-エックス-の場が貢献できたと聞いています。

そして、もっと深層レベルでの事例をいくつもしかけているので一つひとつ丁寧に進めていきたいと思います。

 

また、一年後に報告します。

 

最後までご覧下さりありがとうございました。

僕たちがなんとか事業を続けてこれたのも、Xメンバー、を始めとして応援してくれた方、話をきいてくれた方、友人、家族、全ての愛のある方のお陰です。

事業を続けられていることは、すなわち生かされているのだと僕は感じています。

そして、生きるということは「社会を創るバトンを先人から受け継いでいる」ということだと僕は考えています。

全ての感謝の上に、バトンを次に繋げるよう、この1年また力を尽くしてまいります。

 


最後にご紹介:X-エックス-とは?

”世界を変える第3の繋がり”

大企業とベンチャー企業が個人レベルで繋がり、仲間になる月額会員制の超企業コミュニティです。


完全招待制のコミュニティとなりますが、月1回ペースでイベントを開催しており、極僅かですが席を一般開放しております

X-エックス-では、「生き方を語り合う」ことで深層で通じ合う仲間と繋がることができます。

心が動いたという方がいらっしゃれば、ご連絡ぜひお待ちしております。

 

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